2011年12月17日土曜日

Android 4.0.3 Platform

Android 4.0.3 Platformを意訳しました。訳が正しくない可能性もあります。正確な内容を理解するには原文を参照してください。

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API Level: 15

Android 4.0.3 は Android .4x (Ice Cream Sandwich) プラットフォームファミリーのインクリメンタルリリースです。 このリリースには、ユーザーと開発者むけの新しい機能、API の変更、いくつかのバグフィックスが含まれています。

開発者は Android SDK のコンポーネントとして Android 4.0.3 platform をダウンロードできるようになりました。Android emulator を使って Android 4.0 でのアプリケーションの開発やテストを行うことができます。このプラットフォームには Android library と system image, emulator skin などが含まれていますが、外部のライブラリは含まれていません。

Android 4.0.3 向けの開発とテストを始めるには、Android SDK Manager を使って自分の SDK にプラットフォームをダウンロードします。より詳しい情報は Adding SDK Components を見てください。Android が初めての人は、まず download the SDK Starter Package から始めてください。

ユーザーと開発者向けの新しい機能の概要は Platform Highlights を見てください。

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API Overview



Social stream API in Contacts Provider

ステータスアップデートやチェックインなどのソーシャルストリームデータを使うアプリケーションは各ユーザーのコンタクトにデータを同期したり、各写真といっしょにストリームのアイテムを提供することができるようになりました。

個々のコンタクトのソーシャルストリームを含むデータベーステーブルは ContactsContract.StreamItems によって定義されています。それぞれの Uri はストリームアイテムが所属する ContactsContract.RawContacts ディレクトリ内に格納されています。各ソーシャルストリームテーブルは、ストリームアイテムのメタデータ用のいくつかのカラムを含みます。例えば情報元(アバター)を表すアイコンやアイテムのラベル、主なテキストコンテンツ、アイテムについてのコメント(他の人からのレスポンスとか)などです。ストリームに関連する写真は ContactsContract.StreamItemPhotos で定義されるテーブルに格納されます。これあh ContactsContract.StreamItems Uri のサブディレクトリとして利用できます。

より詳しい情報は ContactsContract.StreamItemsContactsContract.StreamItemPhotos を見てください。

コンタクトに対してソーシャルストリームアイテムを読み書きするには、アプリケーションはパーミッションをリクエストする必要があります。リクエストするには、マニフェストファイルに <uses-permission android:name="android.permission.READ_SOCIAL_STREAM"> かつ/または <uses-permission android:name="android.permission.WRITE_SOCIAL_STREAM"> を宣言します。


Calendar Provider
  • Calendar Provider でのカラーテーブルを表す新しいクラス CalendarContract.Colors が追加されました。このクラスは与えられたアカウントで利用出来る色にアクセスするためのフィールドを提供します。色は COLOR_KEY によってリファレンスされ、与えられたアカウント名/タイプに対してユニークでなければなりません。これらの値は sync adapter によってのみアップデートできます。
  • exchange/sync サポートのための ALLOWED_AVAILABILITYALLOWED_ATTENDEE_TYPES が追加されました。
  • 参加者用の TYPE_RESOURCE (会議室など)、AVAILABILITY_TENTATIVE、イベント用の EVENT_COLOR_KEY が追加されました。


Home screen widgets

Android 4.0 からホームスクリーンウィジェットはもはや自身のパディングを含みません。代わりに現在の画面の特徴に基づいて、現在のシステムが自動的に各ウィジェットにパディングを追加します。これにより、グリッド上のウィジェットにより均一で統一な表現を与えます。ホームスクリーンウィジェットをホストするアプリケーションをアシストするために、プラットフォームは新しいメソッド getDefaultPaddingForWidget() を提供します。アプリケーションはこのメソッドを呼んでシステムが定義したパディングを取得することができ、ウィジェットに割り当てるセルの数を計算するときにそれを考慮できます。


Spell-checking
  • spell-checker サービスにアクセスできるアプリでは、新しい cancel() メソッドを使ってセッション中で保留されていたり実行されている spell-checker タスクをキャンセルすることができます。
  • spell-checker サービスでは、新しい候補フラグ RESULT_ATTR_HAS_RECOMMENDED_SUGGESTIONS によってサービスは低信頼度の候補から高信頼度の候補を区別することができます。例えば、spell-checker はユーザーの辞書にはないが、よく候補が現れる入力ワードにフラグをセットしたり、ユーザーの辞書にないがあまり役立たない候補がでる入力ワードのフラグを外したりできます。
    spell-checker に接続したアプリは getSuggestionsAttributes()getSuggestionsCount() などの他の候補属性との組み合わせで RESULT_ATTR_HAS_RECOMMENDED_SUGGESTIONS フラグを使うことができます。これにより入力ワードをタイポとしてマークし他の候補を出すかどうか決めることができます。
  • text span 用の新しい FLAG_AUTO_CORRECTION スタイルは、ユーザーがタイピング/編集した文字/テキストに自動修正が適用されたことを表します。このタイプの候補は異なったレンダリングがされ、自動修正が起こったことを示します。


Bluetooth

新しい public メソッド fetchUuidsWithSdp()getUuids() によってリモートデバイスによってサポートされている機能 (UUIDs) を決めることができます。fetchUuidsWithSdp() の場合、システムはサポートされている UUIDs を取得するためにリモートデバイス上でサービスディスカバリを実行し、結果を ACTION_UUID intent として発行します。


UI toolkit

新しいメソッド setUserVisibleHint()getUserVisibleHint() によってフラグメントは現在ユーザーに見えているかどうかのヒントをセットすることができます。システムは見えているフラグメントの Loader が実行されるまで見えていないフラグメントの開始を遅らせます。見えているかどうかのヒントはデフォルトでは "true" です。


Graphics

Accessibility
  • RemoteViews のクライアントは setContentDescription() を使えるようになりました。これにより、インフレートされたレイアウト上の View に content description をセットすることができます。
  • 新しいメソッド getMaxScrollX()getMaxScrollY()setMaxScrollX()setMaxScrollY()を使って、AccessobilityRecord オブジェクトに対する最大のスクロールオフセットを設定したり取得したりできます。
  • touch-exploration モードが有効のとき、新しいセキュア設定 ACCESSIBILITY_SPEAK_PASSWORD は、ハンドセットが使われていなくてもパスワードフィールドに入力されたテキストを IME が読み上げることをユーザーがリクエストしているかどうかを示しています。デフォルトでは、ハンドセットが使われていない場合パスワードテキストは読まれません。


Text-to-speech
  • ネットワークの TTS サポートを調べたり有効にしたりするための新しいメソッド getFeatures() が追加されました。
  • 音声合成エラーの通知を受取るためにエンジンが登録する新しいリスナークラス UtteranceProgressListener が追加されました。


Database
  • Content Provider が cross-process なクエリの結果をより効果的に返せるようにする新しいクラス CrossProcessCursorWrapper が追加されました。この新しいクラスはリモートでプロセスに送られる cursor をラップしたブロックを作成するときに便利です。また通常の Cursor オブジェクトを CrossProcessCursor オブジェクトに透過的に変換することもできます。
    CrossProcessCursorWrappter クラスは Content Provider を実装するときにアプリケーションがよく遭遇する一般的なパフォーマンス問題とバグを解決します。
  • 入力として名前文字列を受取るコンストラクタ CursorWindow(String) が追加されました。システムはもはやローカルとリモートの cursor window を区別しません。そのため CursorWindow(boolean) は無効になりました。


Intents

デバイス上のアプリケーションのタイプを指定するための新しいカテゴリ(CATEGORY_APP_BROWSERCATEGORY_APP_CALENDARCATEGORY_APP_MAPS など)が追加されました。


Camera

Permissions 新しいパーミッションが追加されました。
  • READ_SOCIAL_STREAMWRITE_SOCIAL_STREAM : 共有されている Contacts Provider 内の連絡先にソーシャルストリームデータを読み書きするための sync adapter を許可します。




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